主なポイント:
- 第1四半期の純損失は29億ドル(1株当たり1.17ドル)で、一回限りの費用によりアナリスト予想を大幅に下回りました。
- 売上高は89億ドルと予想をわずかに下回り、ストリーミング事業の成長がリニアテレビ広告の減少によって相殺されました。
- 決算には、パラマウントがWBDに代わってネットフリックスに支払った28億ドルの解約手数料が含まれています。
主なポイント:

ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(Warner Bros. Discovery Inc.)は、パラマウント・スカイダンス(Paramount Skydance Corp.)による買収に関連する巨額の費用が影響し、第1四半期に29億ドルの赤字を計上しました。
パラマウントの幹部は今週初め、買収は第3四半期末の完了に向けて「順調に進展している」と述べ、統合後のメディア企業の明確な道筋を示しました。
このエンターテインメント大手は、売上高と利益の両面でウォール街の予想を下回りました。損失には、パラマウントが自社の買収契約への道を整えるためにネットフリックス(Netflix Inc.)に支払った28億ドルの解約手数料が含まれています。この費用はパラマウントが支払ったものですが、特定の条件下で返金される可能性があるため、WBDはこれを債務として計上しました。
前年同期の4億5,300万ドルの赤字と比較して、この巨額の純損失が報告の焦点となりました。運営面では、同メディア・コンボジットにとって馴染みのあるパターンが示されました。すなわち、消費者直接取引(DTC)ストリーミング事業の好調が、伝統的なリニアネットワークの継続的な低迷によって相殺されるという形です。
ストリーミング売上高は7%増の29億ドルとなった一方、スタジオ部門は31億ドルの売上高を記録しました。しかし、リニアテレビの売上高は9%減の44億ドルとなり、ネットワークの広告収入は12%減少しました。会社側はこの減少の一部をNBAの試合放送がなかったためとしています。調整後EBITDAは前年並みの22億ドルでした。
同社は、買収完了時にパラマウント・スカイダンスに引き継がれる334億ドルの総負債を抱えて四半期を終えました。約1,110億ドルと評価されるこの合併により、ハリウッドで最も歴史のある2つのスタジオが統合されることになります。
今回の決算は、変革的な合併に向けた準備を進める一方で、複雑なメディア環境に立ち向かうWBDの課題を浮き彫りにしています。巨額の一時的な費用は、最終的にパラマウントがネットフリックスを出し抜く形となった同社の争奪戦に費やされた高いコストを物語っています。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。