重要ポイント:
- ファイザーのエクノグルチドとInnoventのマズデュチドが中国の医療保険予備審査を通過
- 両GLP-1薬は国家報酬カタログの候補に
- 最終的な収載と価格交渉は今年後半に予定
重要ポイント:

中国国家医療保障局(NHSA)は月曜日、ファイザーのエクノグルチドとInnoventのマズデュチド注射液が、中国の基本医療保険医薬品カタログへの収載に向けた予備審査を通過したと発表した。
NHSAが公表したリストによると、両GLP-1受容体作動薬は、政府による償還の可能性に向けた初期スクリーニング段階をクリアした候補として挙げられた。審査プロセスでは、最終決定前に臨床的有効性、費用対効果、患者のニーズに基づいて医薬品が評価される。
ファイザーが開発した週1回投与のGLP-1注射薬エクノグルチドと、InnoventのGLP-1/グルカゴン二重受容体作動薬マズデュチドは、糖尿病および肥満治療市場をターゲットとしている。中国のGLP-1市場には、オゼンピックとウェゴビーで同分野を支配するノボノルディスクや、マンジャロとゼップバウンドを持つイーライリリーなど、世界的な製薬企業が参入している。
国家カタログへの収載により、政府の償還を通じてより幅広い患者層がこれらの医薬品を利用できるようになり、自己負担額が普及を制限している市場において、採用が加速する可能性がある。中国は医薬品支出で世界第2位の市場である。
今回の予備承認により、ファイザーとInnoventは同市場で競争する足掛かりを得たが、最終的な収載と価格条件は依然として交渉の対象となる。カタログ収載の最終決定は今年後半に下される見込みで、その後価格交渉が行われる。ファイザーにとって、この承認は経口GLP-1競争で同社が挫折を経験した後のGLP-1戦略における進展を示す。Innoventにとって、マズデュチドは代謝系パイプラインにおける潜在的な大型製品となる。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。