要点:
- バークシャー・ハサウェイの第1四半期営業利益は前年同期比18%増の113億ドルとなり、前期の減益から増益に転じました。
- 同社の手元資金は2025年末の3,730億ドルから過去最高の3,970億ドルに膨らみ、慎重な市場見通しを示唆しています。
- 今期は、年初にウォーレン・バフェット氏から職を引き継いだグレッグ・アベルCEOのもとでの初の決算発表となります。
要点:

バークシャー・ハサウェイ(BRK.A、BRK.B)が発表した第1四半期の営業利益は、前年同期比18%増の113億ドルとなりました。これは、新最高経営責任者(CEO)のグレッグ・アベル氏の下での初めての決算報告となります。
マーケットウォッチのエミリー・バリー氏は、「今回の結果は、営業利益が前年同期比で減少した第4四半期の傾向を覆すものだ」と指摘しました。バークシャーは長年、営業利益は純利益よりも関連性の高い指標であると主張してきました。
ネブラスカ州オマハに拠点を置く同社の手元資金は、2025年末の3,730億ドルから過去最高の3,970億ドルに増加しました。この現金準備の増加は、現在の市場価値において、同社が魅力的な投資機会をほとんど見出せていないことを示唆している可能性があります。
今回の業績発表は、アベル氏が初めて議長を務めるバークシャー・ハサウェイの2026年年次株主総会に先立って行われました。投資家は、アップル、バンク・オブ・アメリカ、コカ・コーラといった同社の主要保有銘柄に対する同氏の見解に注目しています。
アメリカン・エキスプレスやシェブロンを含む同社の投資上位5銘柄は、第1四半期を通じて変更されませんでした。しかし、アベル氏は以前、長年保有しているクラフト・ハインツへの投資について「失望している」と認めていました。
3月の株主への手紙の中で、アベル氏は「私たちのリターンは適切とは言い難いレベルだった」と述べています。クラフト・ハインツは1月、バークシャーが保有する3億2,540万株の全株式を「売りに出す可能性がある」と開示しました。
多額の手元資金は、アベル氏に将来の買収や自社株買いのための強力な資金力を与えます。投資家は、資本配分戦略やポスト・バフェット時代における潜在的な変化に関するコメントを求めて、年次総会を注視することになるでしょう。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。