主なポイント:
- UniCreditがDelfinに接近、Generali株式を約20%に引き上げへ
- Delfinの相続人レオナルド・マリア・デル・ヴェッキオ、6月30日までに100億ユーロの兄弟買収を追求
- オルチェルCEOの統合推進、Generali、コメルツ銀行、バンコBPMに波及
主なポイント:

UniCredit SpAは欧州の金融統合をさらに推進し、デル・ヴェッキオ家のDelfinに接近、保険大手Generaliの株式を2倍以上に増やし20%弱とすることを目指している。
UniCredit SpAは、デル・ヴェッキオ家の1000億ユーロ超の持株会社Delfinに接近し、Assicurazioni Generali SpAの株式を20%弱に引き上げる提案を行ったと、Il Sole 24 Oreが木曜日に報じた。アンドレア・オルチェルCEOが欧州全域での統合を加速させている。
「オルチェルは融資、資産管理、保険にまたがるユニバーサルバンキングモデルを構築しており、Generaliの株式拡大は論理的な次のステップだ」と、銀行の戦略に詳しい関係者は述べた(非公開の内部協議に関する発言のため匿名)。
UniCreditは既にGeneraliの約5%を保有していることが過去の開示で明らかになっている。これを20%弱に倍増すれば、10.1%を保有するDelfinに次ぐ大株主の一角となる。この動きは、UniCreditがコメルツ銀行AGの29.9%のデリバティブ株を実株に転換するECB承認を求める中で進められている。この取引はオルチェルがドイツの政治的反对を受けて2026年に延期したものだ。
Generaliへの deeper な出資は、UniCreditにイタリア最大の保険会社における重要な足場を与え、年間数億ユーロ規模のバンカシュアランス収益シナジーを解放する可能性がある。また、オルチェルをイタリア金融再編の中心に位置づけるものであり、Delfin自体もレオナルド・マリア・デル・ヴェッキオが6月30日の株主総会に向けて兄弟2人の株式を100億ユーロで買収する計画を進める中、流動的な状況にある。
Delfinの二重の役割——標的かつ門番
ルクセンブルクに拠点を置くDelfinは、Ray-BanメーカーEssilorLuxottica SAの32.4%、モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナの17.5%を支配する持株会社であり、2つの並行した取引の中心に位置している。31歳の相続人でEssilorLuxotticaのチーフ・ストラテジー・オフィサーを務めるレオナルド・マリア・デル・ヴェッキオは、6月末までに兄弟2人を買収する100億ユーロの取引を成立させるべく、保有比率を12.5%から37.5%に引き上げようと急いでいる。
この買収の資金調達は複雑化している。BNPパリバが銀行コンソーシアムから離脱し、デル・ヴェッキオはアポロ・グローバル・マネジメントとの接触を含むプライベートデットオプションを模索していると、関係者は述べている。UniCreditとクレディ・アグリコルは依然として資金調達パッケージに関する協議を続けているが、デル・ヴェッキオの異母兄弟ロッコ・バジリコとの法的紛争により最終合意は遅れている。
オルチェルの統合プレイブック
Generaliへのアプローチは、オルチェルによる欧州金融を再編する一連の動きの最新のものだ。UniCreditの株価は、2024年9月に同行がコメルツ銀行株を開示して以来40%上昇し、コメルツ銀行株は同期間に90%急騰した。オルチェルはまた、より小型のイタリアのライバルであるバンコBPM SpAの買収を試みた後、Generali戦略に軸足を移した。
約20%のGenerali株式は完全買収には至らないものの、UniCreditに取締役会での重要な影響力と保険収益の連結能力を与えることになる。イタリアの銀行は歴史的に、保険会社との相互株式保有を通じて支店網で商品を販売してきた。このモデルは追加資本を拘束することなく安定した手数料収入を生み出す。イタリアの主要銀行が保険株に2桁の出資を行った最後の事例——2020年のインテサ・サンパオロによるUBIバンカ買収——では、2年以内に保険商品のクロスセルが15%増加したと、同社の提出書類は示している。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資助言を構成するものではない。